Billy Corgan's Equipments
from Pumpkins Japan Tour 1996

Fender
1957s Reissue Stratcaster

This model manufactured in early 1990.

Neck : Maple one-peace

Body : Alder

Pickups
Front & Middle / Racesensor Gold
Rear / Raceseneor Red

String Guide : Roller type
Fender / 1975s Stratcaster

This model manufactured in early 1975.

Neck : Maple one-peace

Pickups
Front & Middle / Racesensor Gold
Rear / Raceseneor Red

Bridge : Non-tremolo type

Fender
'57s Vintage Stratcaster
一番上のモデルと同様の'57ビンテージ・モデルのストラト。
シリアルから、1993〜94年製造のものらしい。
キャンディ・アップル・レッドの上に黒を重ね塗りしたもの。
お星様ステッカーが特徴的。
ストリング・ガイドをローラー・タイプに、ブリッジのサドルが
黒い樹脂製のものにそれぞれ交換されている。
ピックアップは同じくレース・センサー。
その他はほぼオリジナル仕様とのこと。

Fender / Stratcaster
70年代前半に製造されたストラト。
ボディ・フィニッシュはほぼ元のままのサンバースト、
材質はアルダーの模様。
ピックアップは同じくレース・センサーに付け替えられてある。
3、4弦のストリング・ガイドがはずされている他は
ほぼオリジナル仕様のようである。
ブリッジの左右に小さなネジ穴が空いてあるが、
前のオーナーがギターシンセのドライバーを
取り付けていた後ではないかと思われる。

Ibanez
Tarman Custom Made
アイバニーズ・タルマン・シリーズのTVというモデルを
元にしたカスタムメイド・ギター。
タルマンは当時のオルタナティブ系ギタリストに人気があったそう。
これは'94年6月にBillyの為に作られたモデルで、
ボディ材はアルダー、シェイプは市販モデルと若干異なるとのこと。
ピックアップは、市販モデルはフロントとリアがミニ・ハムバッキング、
ミドルがリップスティックがマウントされていたそうだが、
このモデルは3シングルになっている。
製造当初は米・イリノイ州のAPCというブランドのものが
マウントされていたが、現在はフロントのみレースセンサーに
交換されている。
スペシャル・ワウ・サーキットが内蔵されているのも特徴的。
メイプル指板、星形ポジション・マークも市販品にはない。
ブリッジも市販品はトレモロ・タイプなのに対して、
このモデルはフィックスド・タイプであるのも異なる点。
メイプル指板は貼り合わせのもの。
上のストラトが全てメイプルであることからして
当時のBillyはメイプル指板にこだわっていたのかもしれない。

Gibson / J-100 Extra
ライブ前半のアコースティック・セットで良く使用されていたモデル。
一見GibsonのJ-200によく似ているが、
これはそのスタンダード・バージョン的存在のJ-100というモデル。
ボディ・シェイプ、ブリッジ、ピック・ガードの形状などは
J-200と共通だが、ピック・ガードとブリッジのインレイが無く、
ポジション・マークも異なる。
ボディ材もJ-200はサイドとバックがメイプルだが、
J-100はマホガニーが使われている。
'39から'43年までスーパー・ジャンボ100というモデルが
製造されていたが、J-100はそれとは少し異なるスペックで
'85から製造されたもの。'91年にさらに若干スペックが変更になり
J-100エキストラというモデル名でカタログにも掲載されているが、
日本ではほとんど見かけることはなかった模様。
ブリッジにピエゾPUが内蔵されたエレクトリック仕様となっている。

Gibson / Dave
Humming Bird
やや不思議なGibsonのアコースティック・ギター。
トラストロッド・カバーにはダヴというモデル名が刻まれ、
ピックガードには名前の通り鳩のインレイが施されているが、
ブリッジがハミング・バードやJ-45などと同じ
マーティンのブリッジを逆さまにしたようなものが付いている。
通常のダヴのブリッジはカイゼル髭のような形状で
回による鳩のインレイが施されたものである。
また、ダヴはボディのサイドとバックがメイプルだが、
これにはマホガニーが使われている。
つまり、ハミング・バードの本体にダヴのピック・ガードと
トラストロッド・カバーが付けられた
両者の合いの子的モデルといえる。
やはりピエゾPUがマウントされたエレクトリック仕様。
製造は'95年製と思われる。

Ovation / Elite
オベーションのエリートというモデルの12弦仕様。
同じエリートの12弦でもカッタウェイ・ボディで
スーパー・シャロウ・ボウルの1858というモデルがあるが、
これはディープ・ボウルの1758というモデル。
最近のもののようで、無改造のオリジナル仕様である。

ラック・システム
メインのラックがスピーカーに隠れてよく見えないが、
基本的にはマーシャルJMP-1、
メサ・ブギー・トライアクシス、ADA MP-2という
3種類のプリ・アンプを使い分けているようだ。
他にはコンプレッサー、ノイズ・ゲート、
イーヴンタイド・ハーモナイザーなど小道具が多い。
また、エレクトロ・ハーモニクスの
ギター・マイクロ・シンセサイザーなどがあった。
これらのエフェクトを通り、最終的にオレンジのヘッドと
メサ・ブギーストラテジー500パワー・アンプでドライブされ、
3台のマーシャルのスピーカー・キャビネットを鳴らしている。
ADA MP-2は独立したラックにマウントされていたので、
エレクトリック・アコースティック・ギター用の
プリアンプとして使用されているのかもしれない。

Copyright (C) 1996 Player Corporation

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